留学中のスポーツ、文化、その他お得情報

フランスには45のユネスコ世界遺産があります。多様な景観、歴史的街並み、魅力的な村などが、いつの時代も画家や写真家といった芸術家のインスピレーションの源となってきました。

6,000の市立図書館、4万の保護建造物や景勝地、8,000の美術館、5,000の映画館、500の演劇・音楽・ダンスなどのフェスティバル、さらには演劇シーズンや、数え切れないほどの展覧会など、フランスにはすばらしい文化イベントがいっぱいです。フランスは考古学的、文化的、歴史的に貴重な資源の宝庫で、それぞれ訪れる価値が充分あります。ラスコー洞窟やベルサイユ宮殿、またジベルニーのクロード・モネの庭園や、マルセイユのMucem（欧州・地中海文明博物館）など、芸術と歴史が緊密に結びついた国を堪能しにでかけましょう。

学生証を提示するだけで美術館、劇場、映画館などで割引を受けることができるので、年中たっぷり楽しめます。26歳未満のヨーロッパの学生は、フランスの国立美術館が常に無料です。図書館も学生は無料で利用できます。

毎年6月21日に開かれるFête de la musique（音楽の祭典）がフェスの季節、夏の到来を告げます。夏には屋外で様々なフェスティバルやコンサート、文化イベントが催されます。アルル国際写真フェスティバル、夏のダンスフェスティバル、ベルフォールのフランス最大級のロックフェスEurockéennes、アヴィニョン演劇祭など、あらゆる芸術のあらゆる趣向の催しがあります。多くの学生が夏休みを利用してこれらのイベントを楽しんでいます。

フランスでは実に多くの文化イベントが開催されているので、時として探すのが大変！そんなときは、各都市で公表している最新のイベントスケジュールを参考にしてみましょう。

大学で

大学に付随するスポーツ施設(SUAPS) では、学生は格安の年間利用料でスポーツをすることができます。種目は多様で、運動能力のレベルにかかわらず全ての人が利用できます。

より本格的なスポーツについては、Fédération française du sport universitaire（フランス大学スポーツ連盟）が、高等教育機関の学生対抗の競技大会の運営をしています。

クラブやジムで

フランスにはたくさんのスポーツアソシエーションがあります。ジムやクラブでは専門の指導員の指導を受けながらトレーニングをしたり、マシンを利用したりすることができます。一般的に利用料は年ベースで、金額はお手頃です。

フィットネスやヨガなどを習えるスポーツクラブや民間のセンターはたくさんあります。学生や26歳未満の若者には割引がある場合があります。

クラブやジムの月々の会費を捻出するほど予算がない、または、単に入会したくない・・・、そんな人もスポーツをする方法はたくさんあります。

たとえば、水泳をするのにクラブに加盟する必要はありません。市民プールはたくさんあって、誰でも利用できます。学生割引もあります。

ランニングは最もお金のかからないスポーツのひとつです。一人で走るのが苦手なら、SNSで参加者を募っているグループに合流して仲間と走ることもできます。学校だけでは出会えないような人と出会えたり、フランス語の練習にもなったり、町を改めて発見する機会にもなったりするかもしれません。

大きな都市では、スポーツ団体が自転車やローラースケートで走るイベントを夕刻や週末などに行なっています。特に有名なのはPari Rollerで、毎週金曜日の夜に、数千人もの参加者が3時間に渡ってパリの街中をローラーで走り抜けます。