この記事では、毎日の移動手段、フランスの安全対策、緊急時にとるべき対応など、フランスでの日常生活に役に立つ実用的な情報をご案内します。

日常の移動手段

公共交通機関

フランスのほとんどの都市における、主な公共交通としては一般的にバスとトラムウェイであるのが一般的です。町の中心部では路線の密度が高いことが多く、利用の仕方も簡単です。

 

パリの地下鉄には14の路線があり、世界で最も発達している地下鉄のひとつです。週日は午前1時まで、金曜と土曜の夜は午前2時まで運行しており、深夜バス網がそれに連絡しています。パリ以外では、マルセイユ、リール、リヨン、レンヌ、トゥールーズの5つの都市に地下鉄があります。地下鉄の駅やトラムの停留所にはたいてい自動券売機があり、チケットや定期券を購入することができます。

学生や26歳未満の方は、公共交通機関の定期券を割引価格で購入できます。割引が適用されるためには、購入の際に学生証か身分証明証を提示する必要があります。

パリおよびイル・ド・フランスでは

  • Imagine'R : イル・ド・フランス在住の学生限定のパス。年間350ユーロでイル・ド・フランス内の交通機関が乗り放題。
     
  • Le ticket jeune : 26歳未満の方が対象で、土曜、日曜、祝日の24時間有効。たった4ユーロで対象ゾーン内が乗り放題。

パリの交通機関についての詳しい情報は、RATP(パリ交通公団)のサイトをご覧ください。

Bordeaux tram

自転車

パリのVélib’、リヨンのVélov’、ニースのVélo Bleuなど、フランスの大都市にはたいてい貸自転車のシステムがあります。年間の利用料は平均して15ユーロから30ユーロ程度で、利用方法もとても簡単です。

タクシーとVTC(運転手付き観光車両)

フランスのタクシーは安全です。ぜひ利用してみてください。

タクシー料金は法律で厳密に定められています。国際的な平均金額よりはやや高めで、パリ市街を横切るのには30ユーロほどかかります。タクシーには走行距離にしたがって料金を表示するカウンターを取り付けることが義務付けられています。これがないものは違法タクシーですので、決して乗らないように気を付けましょう。

携帯アプリから配車できるVTC(運転手付き観光車両)というサービスもあり、料金はタクシーより安めです。ただし、営業許可を持たない個人が自家用車で旅客運送することは、フランスでは禁じられています。

フランスでの車の運転

町によっては、日常の移動手段として車があるほうが便利なところもあります。ヨーロッパで取得した運転免許証か、あるいはヨーロッパ出身でない場合は国際免許証を持っていれば、フランスで車の運転をすることができます。

運転する場合は、フランスでは左ハンドルで、車両は右側通行であることを知っておく必要があります。シートベルトの着用が義務付けられており、運転中の携帯電話の使用は禁じられています。

安全のため、車両には安全反射ベスト、三角表示板、アルコール検地器具(Ethylotest)2本を常備しなければなりません。

安全はフランス当局の優先課題

フランスの犯罪警戒体制レベル (Le plan Vigipirate)

フランス政府は、安全を国内の最優先課題のひとつとしています。フランスにおけるテロ対策の主な手段として、継続的な警戒監視体制Plan Vigipirateを敷き、国と地方自治体、公的機関や企業および国民をつないでいます。

Plan Vigipirateは次の3つを重点としています。

  • 市民生活全体における個人と団体の安全意識の向上
  • 警戒、警戒強化、緊急テロ警戒の3つの危機警戒レベルを定め、ロゴで広く公に告知
  • 政府のテロ対策の強化

警戒行動

Plan Vigipirateを補う形で、空港や駅、公共交通機関、商業施設、観光地など、テロの標的になりやすい場所に、警察官、憲兵隊を常時配備し、軍の兵士も応援要請しています。

大学における安全政策

20169月、国は3000万ユーロを投資して、大学構内における学生の安全性を強化しました。構内への入り口を警備し、入構する人の持ち物チェックを行っています。一方、危機防止や危機管理のさまざまなアクションも実施され、模擬訓練も定期的に行われています。

緊急時に取るべき行動

知っておくべき緊急番号

必要時には以下の緊急番号で、無料で救援を求めることができます。

  • 112 : 欧州全域共通の緊急番号。EU圏内で事故に遭ったり目撃をしたりしたとき
  • 15 : SAMU緊急医療救助サービス)。命に関わるような緊急事態に医療救助を求めるとき
  • 17 : 警察。警察の介入の必要のあるような違反行為を通報するとき
  • 18 : 消防署。建物や人が危険にさらされたときや事故にあったとき

緊急時に慌てないために

  • 政府のSNSに登録しましょう。特にツイッターで@beauvau_alerte に登録すると、非常事態の際に通知が送られてきます。
  • Campus France SNSにも登録しましょう。大学等の高等教育機関の構内における安全状況をリアルタイムで知ることができます。
  • 上記の緊急番号を覚えておきましょう。
  • 在フランス日本大使館や日本領事館の連絡先を控えておきましょう。