フランスの高等教育機関は大学(Universités)のほか、実践的専門教育を提供する“Grandes écoles(グランゼコール)”や“Ecoles spécialisées(高等専門教育機関)”が、フランス各地に存在しています。
大学 (Universités)
基礎・研究教育を中心とする学究的または技術的・職業的教育課程を多種多様な分野において提供しています。専門課程においては様々な分野の研究が行われ、研究者の育成に力を注いでいるほか、職業的目的に沿う実践的な専門知識・技能取得を目的としたプログラムも充実し、現在の教育の需要にしっかりと応えています。
大学の9割以上が国立の機関。課程修了後は国家免状、あるいは大学独自の免状を取得することができます。大学では140万人もの学生が学んでおり、(その数はフランス全高等教育機関の総学生数の約61%を占めています。)その内約15%(博士課程:35%)が、様々な国籍の留学生です。
グランゼコール (Grandes Ecoles)
フランス独自の教育機関として名高いグランゼコールは国立、私立、商工会議所立(consulaire)の教育機関が存在します。高度な総合的かつ専門的教育を提供しており、政治・行政の分野から工学・経営学などの産業界を担う人材のほか、芸術、文学、人文科学の専門家も養成しています。卒業生は、就職において需要も高く、世界的な評価を得ています。
入学時に難易度の高い選抜試験に合格する必要があり、フランスでは、バカロレア取得後さらに2年の間、リセに併設されたclasses préparatoires と呼ばれる準備学級(または予備校)にて勉強するのが典型的な入学スタイルです。また、バカロレア(大学入学資格)取得者を直接募集し、準備期間を含む5年間の教育課程を行う工学系グランゼコールもあります。
今日では、留学生のために試験と書類審査による特別入学制度があり、入学時の留学生のレベルに応じて2~5年の課程へ入学できます。また経歴次第では書類審査のみで受け入れる事があります。
その他の高等専門学校(Ecoles spécialisées)
専門学校には、国立と私立があり、学生は専門的な職業教育を学ぶことができます。この職業教育は美術、デザイン、建築、映画、写真、社会福祉やジャーナリスムなど様々な分野にわたっており、各分野で活躍できる人材の養成を目指しています。
希望者を多数募り、受け入れ枠を広く設けている学校から、難易度の高い試験に合格しなければ入学許可されない学校など、多様なレベルの学校が揃っています。
留学の目的によって、どの教育機関のどのコースを選ぶかが変わってきます。
Fiches filières 分野別情報や「学校を選ぼう」 (フランス語)の検索エンジンを利用して調べましょう。
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